サッカーワールドカップなどの影響もあり、『我が子にもサッカーを!』と考えられている親御さんは多いのではないでしょうか。
「子どものサッカーは何歳ぐらいから始めたらいいんだろう?」
「やっぱり何でも早くから始めた方がいいのかな?」
「幼児じゃまだ早すぎる?」
「小学生ならもう遅いのかな?」
「スクールやチームはどうやって探すの?」
などと、サッカーを始めるにあたっていろいろと気にされている人は多いのではないでしょうか。
私の息子二人は、3歳からサッカーボールを蹴り始め、5歳から地元のサッカーチームに入り本格的にサッカーを始めました。
この記事では、二人の息子やサッカー指導者としてのわたしの経験をもとに、「子どもがサッカーを始めるなら何歳からがおすすめ」か、サッカーを始めるにあたってのポイント3つに分けて解説していきます。
- 「サッカーは何歳から始めるといい?」そのタイミング
- 「どうやって始めればいいの?」チームやスクールの探し方
- サッカーするのに「必要なものは?」
今から子どもにサッカーを習わせようと思っておられる親御さんは、参考にしてみてください。
サッカーを通して、子どもの「健全」と、何より「サッカーが好き!」と思える子どもが増えるように、親がうまく関わりサポートをしてあげましょう!
子どものサッカーは何歳から始めるといい?
「子どもがサッカーを始めるには何歳がいいのか?」
気になるところですね。
前文にも述べましたが、我が家の息子がサッカーチームに所属し本格的に始めたのが5歳からです。
しかしそれまでに、3歳のころから友だちや私とボールを蹴って遊んだり、スクール体験やサッカー教室、フェスティバルのような交流会にたくさん参加しました。
この記事では、サッカーを「始める」と言っても、このような遊びや体験ではなく、チームやスクールに入団・入会し「本格的にサッカーを始める」ことを前提に解説していきます。
実際に、サッカースクールの「幼児クラス」を設けているところでは、3歳の子どもを受け入れているところもあります。
サッカーチームとなれば小学生から(1・2年生から)入団可能なチームが多いのではないでしょうか?
一体いつぐらいからサッカーを始めたらいいのか解説していきます!
サッカー日本代表選手はいつから?
近年若くして海外に移籍する選手も増えてきた、日本サッカー界。
Jリーグ開幕から着々とサッカーが根付いてきていることが伺われます。
そんなプロサッカー選手や代表選手にあこがれる子どもたちや、親御さんも多いかと思いますが、いったいプロサッカー選手は何歳ごろからサッカーを始めているのでしょうか。
サッカー日本代表の経験がある選手について、いつごろからサッカーを始めたのか調べてみました。
▶3歳から:堂安律 大迫勇也 久保建英 長谷部誠 南野拓実
▶5歳から:宇佐美貴史
▶小学1年生から:三苫薫 板倉滉 香川真司 長友佑都
▶小学2年生から:吉田麻也 本田圭佑
▶小学3年生から:中田英寿
▶小学4年生から:前田大然
▶小学6年生から:中澤佑二
サッカーを始めた年齢と、プロサッカー選手になれる因果関係はわかりませんが、3歳~小学2年生辺りが多いことがわかります。
しかし、中澤佑二選手のように小学6年生からサッカーを始めて、日本代表まで上り詰めた人もいます。
もちろんサッカーを始める目的が、「プロになるため」「日本代表に入るため」だけではありません。
ここでは、
子どもの発達段階に応じた特性を踏ふまえ、「サッカーは何歳ごろから始めるのがおすすめ」か
に焦点を当てて解説します。
幼児期(U6)からでは早い?
子どもがサッカーを始めるのに「幼児期からでは少し早いかな?」
と迷う親御さんもおられます。
兄妹がサッカーをやっている、もしくはお父さんがサッカー経験者の場合などでは、比較的早く、この幼児期からサッカーを始める子どももいるのではないでしょうか。
年々、サッカーを始める年齢が早くなってきているので、3歳ごろの子どもを受け入れているサッカースクールも増えてきています。
ただ気をつけなければいけないのは、早くサッカーを始めたからといってその分だけ上達するとは限りません。
大切なことは、まずは幼児期(U6)の子どもの「特徴」を知ることです。(個人差はあります)
そして、「目的」を見まちがわないことです。
親として、子どもにサッカーを始めさせるにあたって、その年齢の子どもの「特徴」を知ることは大切です!
幼児期(U6)の子どもの特徴5つ
幼児期(U6)、いわゆる未就学の子どもたちは、このような5つの特徴をもっています。
- 好奇心にあふれている
- 集中力がもたない
- 自己中心的で自由に遊びたい
- ほめられたい・見てほしい
- 一緒に遊びたい
これらの子どもの特徴に合わせて、サッカーを一つの経験の場とすることで、今後につながるたくさんの力を育むことができるようになります!
好奇心にあふれている
自分の興味や感情に行動が左右されやすい時期で、「強制されない」「自由意志による遊び」が最も魅力を感じます。
何事にも「好奇心旺盛」で、考えることより行動することから入ります。活動を通してさまざまなことに触れ学んでいきます。
この年代の子どもには「知的好奇心」によって駆り立てられる自発的な活動が、発達において特に重要であると言われます。
うまくアプローチをして、
サッカーといったものに興味がもてるようになるためには適したタイミングと言えます!
集中力がもたない
好奇心は旺盛ですが、「集中力」は長く続きません。
自然な衝動によって絶えず行動が変わります。今はこれをしていても、次には別のことをしているようなことは普通のことです。
ですから親としては、
子どもの「サッカーの上達」というより、「サッカーを楽しむ」といった目的で進めていくことが大切になります!
自己中心的で自由に遊びたい
物事を考えるときに、自分の視点を変えたり、他人の立場に立ったりすることができにくく、「主観的」「自己中心的」になります。
ですから、規制のない「自由な遊び」を好みます。
大人が楽しいと思うサッカーも、この時期の子どもにとってはあまり興味を示さないことも多々あります。
この年代の子どもの特徴を十分に理解し、
「サッカー遊びといった経験」から自発性の基礎を養い、次のU8世代に生かされるようなサポートをしていくことが大切です!
ほめられたい・見てほしい
この時期の子どもは、「自己中心的で自由に遊びたい」にもかかわらず、誰かに依存し(身近な大人が好き)、「ほめられたい」「見てほしい」気持ちをもっています。
コロコロと情緒が変わるところに難しさがあります。
大人の価値観を捨て、子どもたち自ら「ボールに触れてみたい」「からだを動かしてみたい」と感じる刺激が多く含まれた環境を与えることができれば、多くの言葉は必要ありません。
サッカーを通して、たくさん「見てあげ」、とにかく「ほめてあげる」ことで、自発性を促し、何事にも主体的に取り組もうとする姿勢の基盤を養うことができます!
一緒に遊びたい
子どもは、身近な大人が好きで、「身近な大人と一緒に遊びたい」と思っています。
お父さん、お母さん、保育園や幼稚園の先生…など。
そして、サッカー遊びではきっと大好きなコーチのところに寄っていくでしょう。
そのようなときは、一緒にからだを動かして遊んであげてください。
なかなか仕事が忙しくて…といった家庭もあると思います。
事情によっては、サッカースクールなどでサッカーを通してコーチと一緒にからだを動かして遊ぶこともいいかもしれませんね。
でも子どもが一緒に遊んでほしいと思っているのは「両親」が一番です!
サッカーを通して、子どもと「一緒に遊ぶ」大チャンスですね!
幼児期でサッカーを始めるメリット3つ
幼児期の子どもの特徴を踏まえて、この時期にサッカーを始めることによって得られるメリットは、
- サッカー遊びに夢中になる・興味・関心をもつようになる
- サッカー遊びを通して、からだを動かす力の基礎をつくる
- 身体的な側面だけでなく、知的側面や社会性の発達を育む土台作りとなる
このように、幼児期からサッカーを始めるメリットはたくさんありますが、この時期の子どもや我が子の特徴をしっかり把握した上で、サポートしなければデメリットばかりになってしまいます。
お子さんの実態に応じて進めていくことが大切です。
決して「親の価値観」だけでサッカーを始めさせることはやめておきましょう。
まずは、
子どもが「自由な遊びを通したサッカー」を好きになることから始めましょう!
我が家の場合は、5歳で地元のサッカー少年団に所属するまでは、一緒にボールを蹴って遊んだり、色々なサッカー教室やサッカーフェスティバルに参加したりして、何よりサッカーに興味・関心を持たすことを優先に進めました。
幼児期の子どもやお子さんの特徴をしっかり把握した上で、まずは「遊び」の延長からサッカーに取り組ませ、「サッカーが楽しい」「サッカーが好き」にさせることが大切です!
なお、「U6の子どもにあったサッカーとは?」の記事を今後作成する予定です。ここでは、もう少し詳しく「U6の子どもの特徴」や「親の接し方」、我が子も実践した「サッカー遊び・練習メニュー」を解説します。
小学生以降でも大丈夫?
小学生は、家族や家を中心とした生活から、「学校」を中心とした新しい生活へ環境が変化する時期です。
ですから小学生になると、幼児期に比べサッカーへの入り口が少し変わってきます。
幼児期ではサッカーを始めるにあたっては「親が主導」といったケースが多いかと思われますが、小学生では、「友だちがやっているから」「楽しそうだから」と自分の考えで始め出す子どもが多くなってくるのではないでしょうか。
子どもの運動神経が伸びやすいのは12歳ごろまでと言われます。また、小学生になるとサッカーのルールを知り、プレーについても自分で考えられ、友だちと力を合わせながら取り組めるようにもなります。
このような点を踏まえると、小学校に入ってからサッカーを始めても遅すぎるということはありません。
できたら「運動神経」が整う10歳までに、いろいろな動きを通してたくさんの力を身につけておけるといいですね。
でもこれには個人差があるのでどこかの年齢で区切ることはできません。
運動神経や、知識理解がぐんっと身につく小学生からサッカーを始めるのも大丈夫です!
小学校低学年(U8)の子どもの特徴5つ
ここでは小学校低学年(U8)の子どもの特徴について説明します。
- 学校生活の始まり~学校規律がストレスに~
- 幼児から児童へ~言葉で自分の動きをコントロール~
- 新しい運動の獲得~プレゴールデンエイジ~
- 大人への依存~子どもは大人を見ています~
- 成功したり、失敗したり~自己効力感を味わう~
学校生活の始まり~学校規律がストレスに~
比較的自由に行動することができた幼稚園や保育園に比べると、小学校での生活は規律が多く、子どもにとってストレスにもなり得ます。
そのため、学校での緊張感から解放し、「自由に活動」できる環境を与えてあげることは大切です。その選択肢の一つが「サッカー」であってもいいですよね。
サッカーを通して、学校生活でのストレスを解消し、心身共に健全な生活を送ることができるようになります!
幼児から児童へ~言葉で自分の動きをコントロール~
幼児期に見られた自己中心的な思考がまだ残ります。感情を自らコントロールすることがまだまだうまくできないことが多くあります。
しかし、学校で「聞く」「書く」「話す」などの活動を通して基礎知識を習得するため、徐々に言葉を理解し、うまく利用できるようになります。そのため、先生やコーチの言うことを捉え、考えられるようにもなってきます。
サッカーのトレーニングやゲームの中で使われる言葉を、子どもは「自分の行動をコントロールするために使える」ようになってきます。
例えば、「シュートのときはボールを見よう」「ドリブルのときは顔を上げて」など、コーチから発せられる指示を受け入れ理解し、試みようとします。
サッカーを通して、少しずつ「思考⇒行動」が伴うようになり、言葉で自分の動きをコントロールする力が身についてきます!
新しい運動の獲得~プレゴールデンエイジ~
U6年代に引き続き「遊び」の要素が入った活動を好みます。
しかし、U6年代よりからだのバランスが比較的良く、神経系の発達が著しいこの時期は、基礎的動作を獲得することに適しています。
「走る」「ステップする」「蹴る」「跳ぶ」といったさまざまな動作を通して、基本的な運動能力が身についてきます。
まだ筋力はないけれど、神経系には刺激を受けて伸びる準備があり、「動作の習得」には人生においてまたとない、非常に適した時期であるということが言えます。
U10のいわゆる「ゴールデンエイジ」~即座の習得~に向けて、この時期に「からだを動かす力の基礎」を、サッカーを通して身につけておくことは重要です!
大人への依存~子どもは大人を見ています~
U8の子どもがもつ社会的欲求の多くは、「個人的成功」や「大人からの承認」です。
他の人が自分をどう評価しているのか、その視点を理解することが可能になってきます。
また、大人への依存傾向があり、特に権威のある第三者(親や先生、コーチなど)の見方を捉えようとします。
サッカーチームやサッカースクールのコーチから、ほめられたり、認めてもらえたりすると、自己肯定感が高まり、自信をもって何事にも取り組む姿勢や力の基礎を身につけることができるようになります。
成功したり、失敗したり~自己効力感を味わう~
この時期の子どもは、学校での集団生活の中のさまざまな経験を通して、少しずつ周りのことや自分の置かれている立場がわかるようになってきます。
サッカーのトレーニングにおいては、成功感を味わえることもあれば、思い通りにいかなかったり、痛い目にあったりといった失敗を感じ取れるようにもなります。
成功や失敗を繰り返しながら「心」が鍛えられていきます。
サッカーというスポーツから「自己効力感」の基礎となる力を養うことができます!
小学校低学年でサッカーを始めるメリット3つ
小学校低学年の子どもの特徴を踏まえて、この時期にサッカーを始めることによって得られるメリットは、
- 自分で考えて行動する「自立」に向けた土台作りとなる
- 社会的なルールやマナーを身につけ始める
- 神経系が発達し、「動作の習得」に適している
学校生活の始まりであるこの年代では、幼児期では得られないさまざまな力を得ることができるようになってきます。
学校で学んだ「社会性」や「協調性」、「考える力」などが、大きくサッカーにも影響を及ぼします。
サッカーで必要な準備や片付けなど、自分のことはなるべく自分自身でさせることで「自立」に向けての姿勢や力を身につけさせるチャンスとも言えます。
また、「ありがとう」や「ごめんなさい」、「おはようございます」などのあいさつや、友だちとの関わり、コミュニケーションなど、学校以外の場であるサッカーを通して社会的なルールやマナー、人との関わり方を身につけることもできます。
ただし、子どもが
サッカーに関しては、専門的な部分はまだ追及せず、引き続き
子どもが「サッカーが楽しい!」「サッカーが大好き!」と思えることを一番に考え、サポートしましょう!
親の過度の期待や価値観は、子どもの「楽しい」「大好き」を奪ってしまいます!
幼児期に比べ、自分自身で「できること」が少しずつ増えてきます。今後の自立に向けて、親は今までより子どもとの距離を少し置いて、上手くサポート・アプローチしながら、子どもの自立を育むようにしていきましょう。
小学校低学年の子どもは、サッカーを通して、学校生活から学んだ「社会性」や「人との関り」、また「動作の習得」を更なるものへ引き上げ、サッカーの全てにつながる力に生かしていけるようになります!
なお、U6同様、「U8の子どもにあったサッカーとは?」の記事を今後作成する予定です。ここでは、もう少し詳しく「U8の子どもの特徴」や「親の接し方」、我が子も実践した「サッカー遊び・練習メニュー」を解説します。
「どうやって始めればいいの?」
いざ子どもにサッカーを習わせると言っても、「どうやって始めればいいのか?」わからない人もいると思います。
サッカーをするなら大きく分けて次の3つがあります。
- サッカー教室・イベント
- サッカースクール
- サッカーチーム
それぞれの様子について解説していきます。
なお「サッカーチーム」と「サッカースクール」については、こちらのブログでより詳しく解説しています。
サッカー教室・イベント
一番手軽にサッカーができるのは「サッカー教室」や「サッカーイベント」です。
こちらは、ネットなどで申し込みをして「単発で参加」する形になります。
スクールやチームと違って継続して通うものではないため、気軽にサッカーを体験するにはもってこいですね。
子どもの実態に応じて、はじめはこのような場でサッカー遊びを経験させて、お子さんの反応を見てみるのが良いかと思います。
これらのイベントでは、ゲーム形式だけでなく、子どもたちが楽しめるサッカーコーナーが設けられているところもあり、子どもたちにとってサッカー遊びに興味が湧くきっかけにもつながります。
主なサッカー教室・イベントを紹介します。
▶JFA主催「JFAユニクロサッカーキッズ」
▶各都道府県主催「JFAキッズサッカーフェスティバル」
▶各クラブチームや団体が主催している「キッズサッカースクール」
▶夏休みなどに行われる「短期サッカー教室」
▶親子サッカー など
これらの他にも調べるとたくさんのサッカー教室やイベント、交流会などを行っているところがあります。
「サッカーがうまくなる!」ためではなく、もっと気軽に「ボールに触れて」「仲間と一緒に体を動かして」とにかく【楽しむ!】ことを目的でぜひ参加してみてください。
なお、それぞれのイベントなどでは「年齢制限」があるので気をつけてください。
子どもにサッカーを始めさせるには、まずは「サッカー教室」や「サッカーイベント」に申し込んで参加してみるのがいいですね!
サッカースクール
サッカースクールとは、チームに所属せず平日の習い事の一つとして活動する、言わば塾みたいな感じのものです。
指導内容はスクールによってざまざまで、ドリブルなどのテクニックを磨けるスクールもあれば、ゴールキーパー専門のスクールなどもあります。
サッカースクールは、用事などでお休みするときも連絡一つだけで済むので、サッカーチームよりも縛りは強くないので気軽に活動できます。
ただチームではないため、対外試合などを行っていないスクールがほとんどです。そのため、試合に勝つことよりも、「楽しさ」「技術習得」に特化しているのが「スクール」になります。
それぞれのサッカースクールでは、指導内容や指導者の質も異なります。必ず入会前には、複数のスクールの体験を受けるなどのリサーチが必要です。
また費用面もまちまちなので確認しておきましょう。
スクールは気軽にサッカーを始めることができます。ただし、内容や指導者の質、開校している場所や曜日・時間帯・費用面など、目的にあったスクールを選ぶことが大切です!
サッカーチーム
サッカーチームは、大きく分けると以下の3種類です。
▶スポーツ少年団
▶クラブチーム
▶Jリーグ下部組織
いずれの場合もチームとして活動し、練習試合や公式戦などがあります。
では、それぞれのチームの特徴について解説していきます。
スポーツ少年団
スポーツ少年団とは、スポーツを通して青少年の心身を育むことを目的としています。地域に密着したサッカーチームで、小学校や近隣地域の子どもと、その保護者やボランティアコーチのもとで活動しています。
クラブチーム
クラブチームとは、法人によって運営されているチームのことです。活動は、クラブの本拠地があるエリアを中心に行われており、さまざまな地域から子どもたちがやってきます。
また、指導するコーチは、チームの運営をすることによって主な生計を立てていることが多く、専門の指導者がいます。それぞれのチームにより、チーム方針や指導法も違います。
いろいろな地域からその方針に賛同して入団する選手がいるので、全国レベルの強豪チームもたくさんあります。
Jリーグ下部組織
Jリーグクラブが運営している小学生チームです。将来プロを目指す選手の育成を目的として運営しています。活動場所は、基本Jリーグチームが使用している練習場、もしくはその近辺になることが多いです。
「目的」や「通う距離」や「費用」などたくさんの条件をしっかり吟味する必要があります。サッカーを始めるなら地元近辺の「少年団」がおすすめです。同じ学校の友だちもいたりして、一番「気軽」に「楽しく」始めることができるかもしれませんね!
サッカーするのに必要なものは?
サッカーは、基本的にはサッカーボールと運動靴、運動に適した服装があれば十分です。安全面でレガース(すね当て)も必要にはなってきます。
サッカースクールでは、指定されたウェアやソックスなどが必要な場合もありますので気をつけてください。
サッカーを始めるにあたって、どのようなものを用意したら良いのか。道具や服装など最低限、必要なものについて紹介します。
なお、サッカーチームやサッカースクールにかかる「費用」や「時間」については、こちらのブログでより詳しく解説しています!
サッカーボール
サッカーボールは基本的に、幼児期(U6)は3号球、小学生は4号球のサイズを使います。
価格はそれぞれですが、おおよそ2,000円~4,000円前後です。
サッカーボールは消耗品です。何度も買い替えるのがもったいないからといって、幼児から4号球を使用して、蹴りにくかったり、足首をひねってケガをしてしまったりする恐れがあります。
そのためサイズアップの目安は小学生になってから検討してみましょう。
ちなみに我が家は、兄弟とも幼児期から4号球を使用していました。
それは、それまで(2、3歳)に3号球や、ゴム製のボール、軽量級のボール、スポンジ製のボールなどさまざまな種類のボールを蹴ったり、投げたりして遊ばせていたからです。
また、1歳のころはライトドッジボール軽量2号球や、キャラクターのカラフルサッカーボールを家の中で使っていました。
経験上、4号球なら「JFA検定球」や「全少試合球」などが、消耗も少なく、蹴りやすいですね。
子どもの年齢や実態に応じてサッカーボールを選びましょう!
トレーニングシューズ
運動するのに適した靴「運動靴」は必要です。
運動と言ってもサッカーはボールを蹴るスポーツなので、サッカーシューズが良いです。
サッカーシューズは大きく分けて2種類、「トレーニングシューズ」と「スパイク」があります。
サッカーを始めるお子さんや、幼児期・小学低学年ぐらいまでは「トレーニングシューズ」の方が、足に負担が少なく、履きやすいのではないでしょうか。
また、靴紐が結べないうちは「マジックテープ」のトレーニングシューズがいいでしょう。
まだきちんと靴紐が結べないのに、少し無理をして紐靴のトレーニングシューズを履かせていて、練習や試合中に靴紐がほどけたままプレーしている子どもをよく見かけます。紐を踏んでこけてしまったりしないか心配になります。
我が家の息子も、2年生ごろまでは、マジックテープのトレーニングシューズを履いていました。便利ですよね。
あと、サイズはピッタリサイズより少し大きめのサイズを買ってしまうと、やはり動きにくくなります。
サッカーシューズを購入するときは、サッカーソックスを履いて試してみるのがいいでしょう。
個人差もありますが、8歳ぐらいまでは「トレーニングシューズ」の方が足に負担が少なく良いです!
ソックス・運動できる服装・その他
この他、運動できる服装やサッカーバッグ、水筒などが必要になります。
特にソックスについては、サッカー専用のソックスを履いた方がいいでしょう。
サッカーをしていると、よく足を蹴られることがあります。安全のため「すね」が隠れる長いソックス(サッカーソックス)が必要です。
服装は、特に指定がなければ動きやすい服装なら大丈夫です。
サッカーバッグ関しては、まだU6やU8ぐらいなら、子どもの体の大きさにあったサイズのリュックで十分です。
なお、この時期からサッカーの準備や片付けなど、自分でできることは自分でやるように習慣化を図ることが大切です。そのために、ものが収まるサッカーバッグ(リュック)はあった方がいいですね。
安全のためサッカー専用のソックスは必要ですね!
まとめ
子どもにサッカーを習わせたいけど、
「何歳から始めればいいの?」
「どうやって始めればいいの?」
「サッカーするのに何が必要なの?」
と気にされている人に向けて、二人の息子やサッカー指導者としての経験をもとに、サッカーを始めるにあたって大切なことを大きく3つのポイントで解説してきました。
- 「サッカーは何歳から始めるといい?」そのタイミング
- 「どうやって始めればいいの?」チームやスクールの探し方
- サッカーするのに「必要なものは?」
サッカーを始める年齢については、
その年齢の子どもの特徴や実態をまずは知ることが大切!
そして、親の過度な期待や価値観は捨て、
子どもが「自由な遊びを通したサッカー」を好きになることから始めることが大切!
これらを踏まえると、サッカーを始める年齢については特に重要ではありません。
しかし、「スキャモン」の発育発達曲線にあったように、6歳以下の子どもたちは、「神経系」の発達がすでに大人の90%に達しているのです。
10歳になるころには100%に達してしまいます。
つまりU6あたりから「神経系」に刺激を受けて伸びる準備があるということです。
できることなら、
10歳ごろになる前までに、サッカーを始め、またその他のスポーツや遊びを通してさまざまな運動経験を増やし、「基礎的な運動能力」を身につけておくことが大切です!
サッカーの始め方については次の3つがあります。
- サッカー教室・イベント
- サッカースクール
- サッカーチーム
まずは
いきなりチームやスクールに入らず、サッカーをして遊んだり、いろいろなサッカー教室やイベントに参加してみましょう!
そこで子どもが
サッカーに関心をもち、「楽しい!」「もっとやりたい!」というような気持ちが出てくれば、チームやスクールに入るのがおすすめです!
入会・入団の際は、
できる限り体験や見学をしてから決めるようにしましょう。また、指導の在り方や、送迎の時間や費用面なども十分に考慮してくださいね!
あくまでも、
子どもが「体を動かすことが楽しい!」「サッカーが楽しい!」を一番に優先して、うまく親が関わり、いろいろとサポートをしてあげることが大切です!