小学生サッカーチームどのくらいの時間と費用が必要なの?

「休みの日の練習や試合ってどれくらいの時間するの?」

「子どもがサッカーチームに入りたいと言ってるけど、実際どれくらいお金がかかるの?」

「子どもにサッカーを習わせたいけど、年会費や月謝以外に必要な費用って何があるの?」

子どもにサッカーを習わそうと思っているけど、チームに入ると「何に、どれくらい費用」がかかるのか?

また休日の練習や試合は「どれくらいの時間活動」するのか?

詳しく知りたいと思っている保護者の方は多いのではないでしょうか。

サッカーチームとサッカースクールをかけもちにしている人と、そのどちらかだけをやっている人とでは、もちろんかかってくる時間と費用は変わってきます。

我が家は、基本的に平日にスクール・週末にチーム活動と両方やっていたので、それなりに費用はかかりました。

また、車で片道40分程度かかるところを拠点としているチームだったので、その往復の送迎に時間もかかりました。

実際にサッカーチームに所属してみると、想像以上に費用や時間が必要になります

この記事では、小学生のサッカーチームに入ると、どのくらいの「時間」と「費用」が必要なのかを、我が家の経験を踏まえ解説します。

この記事を読めば、

小学生のサッカーチームに所属したら、

  • どのぐらいの時間が必要なの?
  • どのぐらいの費用がかかるの?

という疑問が全てわかります!

時間や費用が理由で、「サッカーが楽しめなくなる」なんてことがないようにしたいですね。

それぞれのチームの種類や特徴、スクールについて詳しく知りたい人は、先にこちらを読んでいただけるとわかりやすいです。

目次

サッカーチームに入ったらどのぐらいの時間が必要なの?

サッカーチームによって練習時間や試合の頻度はさまざまです。

また練習や試合の時間だけでなく、場合によっては「送迎」やお弁当などの「準備」などにも時間がかかってきます。

自分で通える距離の場合や、そうでない場合は、親が送迎することになります。それによってかかる時間も変わってきます。

そこで、ここでは主に次の「4つに関わる時間」について解説していきます。

  • 「練習」にかかる時間
  • 「試合」にかかる時間
  • 「送迎」にかかる時間
  • 「準備」にかかる時間

「練習」「試合」「送迎」「準備」など、サッカーに関わってくる「時間」はたくさんあり、それぞれのチームによってその「頻度」も変わってきます。

我が家の息子2人は、「少年団チーム」「クラブチーム」「J下部チーム」といずれにも所属していました。

ここではそれぞれで経験したことをもとに、実際にどのくらいの時間を要するのか詳しく解説していきます。

「練習」にかかる時間ってどのくらいなの?

基本的に「少年団」は平日の練習はなく、週末のみの活動になります。

また、クラブチームやJ下部チームは平日・週末ともに活動があります。

それぞれのチームにおける平日や週末の練習時間と、その頻度について(例)をあげて解説します。

少年団
クラブチーム・J下部チーム
  • 【時間】

    (午前練習の場合)
    9時~11時
         →2時間

    (午後練習の場合)
    13時~15時
         →2時間


  • 【頻度】

    活動は平日なしの週末(土日)のみ

    *試合が入ることも
     ある
  • 【時間】

    (平日練習)
    17時~19時
         →2時間

    (週末練習)
    1時間半~2時間



  • 【頻度】

    主に平日2~3日
    週末(土日)

    *週末は試合になる 
     ことが多い

どのチームでも練習時間は、たいてい2時間程度です。
クラブチームに所属すると平日に練習があるので、その分トータルの「練習時間」は多くなります。

わたしが子どもの頃「野球チーム」に所属していたことがありますが、練習は早朝から夕方まで1日していました。

サッカーは野球に比べ練習での運動量が多くなるため、「1日中練習」というのはありません。

それぞれのチームによって活動の頻度は異なりますが、1回の練習時間は2時間程度になるということですね。

「試合」にかかる時間ってどのくらいなの?

それぞれのチームや学年にもよりますが、基本的に土日は試合になることが多いです。

また、試合も「トレーニングマッチ」や「カップ戦」などがあり、それぞれで時間も異なります。

  • トレーニングマッチ(練習試合)…半日で終了することが多い
  • カップ戦(大会)…1日かかることが多い *2日間続けてのカップ戦も行われる

所属するチームによって試合の頻度はさまざまですが、実際1ヵ月でどのくらい週末の試合で時間を費やしているのか、息子が所属していた少年団とクラブチームを(例)にして解説します。

(例)少年団の場合
         土曜日         日曜日
1週目オフトレーニングマッチ
4時間
2週目練習
(2時間)
練習
(2時間)
3週目トレーニングマッチ
4時間
練習
(2時間)
4週目オフカップ戦
(8時間
*集合時刻から解散時刻までの時間になります

少年団の場合、クラブチームより試合数が少なくなります。
(クラブチームと変わらないくらい試合をしている少年団もあります)

この場合だと、週末の活動は1ヵ月「22時間」(そのうち試合は16時間)必要になります。

(例)クラブチームの場合
        土曜日         日曜日
1週目オフカップ戦
8時間
2週目練習
(2時間)
トレーニングマッチ
4時間
3週目カップ戦
8時間
カップ戦
8時間
4週目トレーニングマッチ
4時間)
練習
(2時間)
*集合時刻から解散時刻までの時間になります

クラブチームでは練習試合に加え、自チームがカップ戦を主催したり、他のチームのカップ戦に参加したりすることがあり試合数は多くなります。

この場合だと、週末の活動だけで1ヵ月「36時間」(そのうち試合は32時間)必要になります。

今回のデータは、あくまでも実際にあった例の一つになりますが、週末の練習や試合には、結構時間を費やします。

なお、学年が上がるごとに公式戦も加わり、試合数が増えることが多くなります。

週末は試合があり、土日ともに「半日」もしくは、「1日」時間をとられることが多くなります。

「送迎」にかかる時間ってどのくらいなの?

練習や試合以外に、「送迎」にも時間が影響してきます。

ちなみに我が家では、低学年のうちは近隣の「少年団」に所属していたので片道15分程度で行けました。
しかし、3年生から所属した「クラブチーム」は片道40分程度かかりました。

このように所属するチームの練習場所や試合会場によって「送迎にかかる時間」は大きく変わってきます。

  • 徒歩や自転車で通える距離なのか?
  • 電車やバスで通うのか?
  • 親が送迎する必要があるのか?

送迎だけで時間がかかるとなると、身体的な疲労だけではなく、そこまで通う時間や食事の準備、費用面や家族の時間など、多方面にも影響を及ぼします。

遠方の場合は、一旦家に帰るということができないので、練習の間待つことにもなります。

また子どもにとっても、宿題や明日の学校の準備、お風呂に入る時間などを考慮すると、必然的に寝る時間も遅くなります。

一番成長する時期に睡眠時間が少なくなると、身長が思ったように伸びなかったりと、将来を考えると、逆効果にもなりかねません。

送迎時間がかかっても魅力的なサッカーチームやスクールはたくさんありますが、あまりに遠いチームを選ぶ場合は、何を重視するのかを親子で話し合って決めましょう。

勉強する時間、家族と過ごす時間、遊ぶ時間など、どこまでがサッカーに費やせる時間になるのかを目的に応じて事前に考えておくことが大切ですね。

また、学年により平日練習の曜日や時間を分けていたり、練習場所が変わる場合もあります。場所が変われば、送迎時間にも影響するので把握しておきましょう。

「準備」にかかる時間ってどのくらいなの?

これまで解説した、「練習」「試合」「送迎」以外に、「準備」にも時間がかかります。

「えっ!?準備の時間って何?」と思われますが、

準備にかかるのは、主にお弁当の用意です。

練習終了時間が遅くなる場合や、試合が1日あるときは、補食やお弁当を用意しなければいけません。

つまり、平日であれば子どもが学校から帰ってくるまでに家族の食事やお弁当の準備を済ましておかなければいけません。

どうしても時間がないときは、コンビニなどで購入することも可能ですが、毎回買うとなれば家計の負担も多くなります。

我が家は共働きなので、母親は夕方までには仕事を終え帰宅し、家族の晩ごはん・お弁当の準備をします。
送迎に関しては、仕事の都合でどちらかが行くか毎回相談して決めていました。

このように、色々な面で準備が必要で、家庭の生活リズムに影響を及ぼします。

サッカーに合わせた生活リズムになり、家庭に影響を及ぼします。

サッカーチームに入ったらどのぐらいお金がかかるの?

『年間100万以上使っていた…』なんていうことも実際にあります。

そこまでではなくても、土曜日、日曜日に祝日、長期休暇の夏休みなど、想像していたよりも試合が多かったり、交通費の方が月謝を上回ることはよくあります。

安易に月謝だけで決めるのではなく、実際入団すると「どんな費用がいくらぐらいかかるのか?」は把握しておきましょう。

サッカーを始めるにあたって実際にかかる費用は、入会費や年会費、月謝以外にもいろいろと必要になってきます。

  • 入会費・年会費・月謝
  • 送迎費(ガソリン代・駐車場代・高速代など) *チームによってはバス代
  • 遠征費・試合参加費 *毎回試合参加費を徴収するチームもある
  • 合宿費 *年に数回
  • その他諸費(ユニフォーム・ジャージ・スパイク・リュック…など)

所属するチームによって費用は変わりますが、サッカーを始めるにはこのような経済的負担もあることを十分に考えておくことが必要です。

ここでは、以下の3つのそれぞれにかかる費用について、具体的な(例)を通して解説します。

  • 少年団でかかる費用
  • クラブチームでかかる費用
  • その他の諸費用

ただし、ここであげる金額はあくまでも我が家の息子たちの経験を踏まえた目安です。
チームによってさまざまなので、気になるチームがあればそのチームのHPや、コーチに直接訪ねて確認してみてください。

少年団でかかる費用

クラブチームと比べると活動は週末が中心になり、その分、費用の面でも比較的安いです。

試合の送迎は基本保護者がします。仕事などで送迎できない場合や、駐車場の台数に制限がある場合などは、保護者が話し合って順番で送迎することが多いです。

そのため、その時にかかる高速代や駐車場代などの交通費は部費から出ることもありますが、個人で送迎する場合は個人負担となります。

(例)少年団の場合
  • 月謝 1500円~3000円
  • 入会金・年会費 0円~3000円  *年会費は毎年4月前後に徴収するところが多い
  • 試合参加費 0円~1000円
  • 合宿費 5000円~20000円
  • その他諸費(ユニフォーム・移動着・練習着など) *親の応援Tシャツなど有志を募って作成しているチームもあります

クラブチームでかかる費用

クラブチームといてっもチームのスタイルはさまざまです。平日練習の参加回数によって金額が変わるところもあれば、何回練習に参加しても月謝は変わらないところもあります。

また、チームによって遠征試合が多かったり、試合ごとに参加費を徴収する場合もあります。

(例)クラブチームの場合
  • 月謝 5000円~10000円
  • 入会金・年会費 3000円~10000円
  • 試合参加費 0円~3000円(バス利用費)
  • 合宿費 10000円~30000円
  • その他諸費(ユニフォーム・移動着・練習着など) 

普段の試合は参加費は徴収せず、遠征試合の場合のみバスを借りるので試合参加費を徴収する場合があります。
(専用のバスを所有しているクラブチームもあります)

強豪クラブチームになると週末に遠征に行ったり、夏休みなどの長期休暇にはバスや新幹線を利用して遠征試合に行くこともあります。その場合、遠征費用は高額になります。

また、チームの方針によっては、家の近くに試合会場があっても、チームバスを利用しなければいけないこともあったりするので、しっかり情報は集めておきましょう。

※コーチが運転をするチームバスを所有し、遠征試合ごとに試合参加費を徴収する場合もあります。

クラブチームは少年団より、遠征なども多くなりその分かかる費用も高くなります。

その他の緒費用

『サッカーはボール1つさえあればできるスポーツ』と言われますが、実際は、ユニフォームや移動着、トレーニングシューズやスパイク、カバンにレガースなど、たくさんの諸費用が必要です

ユニフォーム
試合に参加するにはユニフォームが必要です。相手チームのユニフォームの色によって、着替える必要があるため、ホーム&アウェイの2種類のユニフォームが必要になります。

ユニフォーム上下1セットが15000円前後で2セット必要になります。
それとは別に、ストッキング台が1足2000円ぐらいで2セット必要です。

また、冬用のスパッツ長袖インナーも必要になってきます。

練習着
普段最も使うものの1つが、練習着。サッカーを習っている子のほとんどは、普段から練習着を着て学校にも行ってますね。また、チームによってはチーム用のシャツがあり、購入しなければいけないところもあります。

練習用シャツやパンツは3000円~4000円前後で購入できますが、海外クラブチームのレプリカユニフォームなどは15000円以上することもあります。

ピステ・防寒具
冬場は、防寒のためピステ(サッカー用のウィンドブレーカー)、手袋、ベンチコートなども必要になります。

ピステは、薄手の物から裏起毛付きの物もあり、上下セットで5000円~12000円
手袋は、素材により異なりますが、1000円~4000円
ベンチコートもサイズやメーカーにより異なり、8000円~17000円ぐらいかかります。

ピステやベンチコートもクラブチームによってチーム指定の物がある場合があります。

スパイク
低学年のうちは、足の負担を考え、トレーニングシューズを使用し、学年が上がるとスパイクを使用します。

トレーニングシューズは3000円~6000円スパイクは3500円~15000円ぐらいと素材やデザインにより様々です。

また、高学年になると、足のサイズも大きくなります。24.5cmを超えるとスパイクもほとんどが大人サイズになります。大人のスパイクになると値段も高くなり、あっという間にサイズアウトということもよくあります。

レガース(すね当て)
試合にはレガースがなければ出場できません。大体800円~2000円以内で購入できますが、子どもはよく忘れてきたり失くすので、予備を含め2セットあると安心ですね。

ボール
ボールも検定球(公式戦で使われる品質と規格を満たしたもの)になると、5000円前後しますし、使用頻度により変わりますが、年に1~2回買い替えることがあります。

リュック
リュックを頻繁に買い替えることはないですが、学年が上がるごとに、遠征や試合も多くなり、リュックの中身も多くなります。それに合わせて大きなリュックも必要ですし、合宿が始まる時期に合わせて、リュックを新調する人も多いですね。5000円~12000円ぐらいまでのものが多いです。

また、クラブチームによっては、リュックもチーム指定の物を使用することがあります。

服やスパイクなど、結構その他の諸費用にお金がかかります

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ちょっとサッカーを始めてみようと思っても、サッカーチームに所属すると自分が思っていた以上に「時間」や「費用」が必要になります。

今回のこの記事をもとに、子どものサッカーチーム選びの参考にしてみてください。

また、何となく始めたサッカーでも、経験してみると、子どもも親もどっぷりとサッカー中心の生活にはまってしまうなんてこともよくある話です。

それほど熱中できるものに出会えたことも素晴らしいですが、そのために犠牲にしなければいけないこともあるということは覚えておかなければいけません。

どこまでサッカーに費やす「時間」や「費用」を捻出できるのかをある程度把握しておき、準備しておくことで、子どもが思いっきり楽しめる環境を整えていきたいですね。

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