園児や小学校低学年でよく見られる、いわゆる"団子サッカー"。
「団子に入るのが嫌いみたいで…団子の外で待ってばかり。もっと団子の中に入ってボールを取りに行ってほしい!」
「なぜ団子サッカーになっちゃうの?」
「団子に入らすようにすべきか、今の状態で本人の好きなようにさせるべきか…」
「団子サッカーからなかなか抜け出さない…団子サッカーにならないようにする練習方法にはどのようなものがあるのだろう?」
このようにいくらでも出てくる「団子サッカー」に対する声や悩み。
わたしもこれまでたくさん見てきましたし、悩みを相談されました。
もちろん我が息子2人も、この"団子サッカー"の経験者です。
でも、わたしは団子サッカーを見ていて楽しかったです♪それぞれの子どもなりの考えや動きがあって。
いつも「たくさん認め」・「たくさん話を聞き」「たくさん褒め」であげていました!
大切なことは【親が先回りをしないこと!】【ありのままの子どもの姿を尊重すること!】です。
この記事では、「団子サッカーになる4つの理由」に基づき、どのように対応していけばよいのか?「おすすめの対応法」を解説します!
この記事を読めば、
「どうして"団子サッカー"になるのか?その理由」
「どのように対応すればよいのか、そのおすすめの対応法」
がわかります!
団子サッカー「必要?」「不必要?」
団子サッカーに関する声や悩みは尽きません。
団子サッカーについて「どうして団子サッカーになってしまうのかその理由」と、「対応法」について解説する前に、世間一般の「団子サッカーに対する声」をまとめてみました。
団子サッカーに対する見かたや、受け止め方から、何か紐とくきっかけが見つかるかもしれません。
「団子サッカーは必要」(プラス)の声
まずは、団子サッカーは「必要」(プラス)になるという声の例をいくつか紹介します。
「この時期の子どもは楽しむことが一番。やりたいようにやらせることが大切」
「団子の外から見て観察し、予測しているのは判断能力の始まり」
「団子に入ってガンガン行くのも、外で待っているのも個性」
「ボールに対する執着心がつく」
「ボールを真剣に追いかけている証拠」
「ドリブル技術とディフェンス力が身につく」
「団子サッカーを辞めさせポジションを決めることで動きが制限され、自分の責任を追及されたり、ミスを恐れて積極的に行けなくなったりする傾向に陥りやすい」
このように、年齢に応じた子どもの姿を認める声や、状況判断力やドリブルなどの技術面の力にもつながるという声があります。
「団子サッカーは不必要」(マイナス)の声
一方、団子サッカーは「不必要」(マイナス)になるという声の例をいくつか紹介します。
「団子に入るのが嫌でサッカーを楽しめない子どもができる」
「簡単に効率よく、点を取るためにはどうすればよいかを気づかせてあげるとサッカーの楽しさが増える」
「ボール以外のスペースをうまく使えない」
「一人のうまい子どもがボールを支配してしまい、周りの子どもがあまりボールを触れなくなる」
「密集しすぎて、ドリブルができなくなる」
「大人が根気よく何度も団子にならないように伝えていくことが必要」
「ヨーロッパではU6でもパスをつないで、ゴールを目指すサッカーをしている」
「世界のサッカーに遅れを取っていく」
団子サッカーになることで、全くサッカーにならず楽しさがなくなってしまい、これからのサッカーIQが身につかなくなるなどの声や心配があります。
どうして「団子サッカー」になるの?その4つの理由
「団子サッカー」に対するさまざまな声や心配、悩みがわかりましたが、そもそもこの年代の子どもたちは「どうして団子サッカー」になってしまうのでしょうか?
団子サッカーになってしまう「理由」はいくつか考えられます。その中で「4つ厳選」してみました。
- 低学年の子どもの特徴
- 「遊び」の延長
- サッカーをよく知らない
- 指導者の対応
それでは、団子サッカーになってしまうその「理由」について、一つずつ解説していきます。
①低学年の子どもの特徴
「団子サッカー」になってしまう一つ目の理由は、『この時期の子どもの特徴』が関係しています。
団子サッカーになってしまうのは、園児や小学校低学年といった子どもたちです。中・高学年になってくると団子サッカーはほとんど見られなくなります。
もちろん、トレーニングを積み重ね、サッカーの本質を少しずつ身につけてきた結果ではありますが、それだけではありません。
それは年齢に帰するものがあります。つまり「発達段階」に応じた要因が関係しています。
わたしは長年教員を通して子どもたちに携わってきました。
小学校低学年の子どもの特徴は、善悪についての理解と判断はできるようになりますが、物事を考えるときに、「自分の視点」でとらえ、他人の立場に立ったりすることができにくい年代です。
つまり、自分のことを客観的にとらえることができず、主観的な見方になります。*個人差はあります
このような発達段階的な理由で、サッカーにおいても、まずは『自分とボール』だけの関係が中心になります。
「日本サッカー協会の指導ガイドライン」にも以下のように記されています。
▶U6年代…「自分とボール」はじめのうちは自分とボールだけの関係です。とにかくボールは自分のものとして追いかけ続けます。
▶U8年代…「自分と相手とボール」次に自分をじゃまする相手という存在が現れます。自分のボールを取りに来るのはみな相手。相手も味方もわかりません。
日本サッカー協会U6/ U8指導ガイドラインより
このように子どもの年齢・発達段階を考えると多少個人差はありますが、「団子サッカー」になることは自然なことと言えることがわかります。
「団子サッカー」になる理由の一つ目は、物事を「自分中心」でとらえる低学年の子どもの実態にあります!
②「遊び」の延長
「団子サッカー」になってしまう二つ目の理由は、『サッカーは「遊び」の延長』だからです。
この時期の子どもは、好奇心旺盛で自分の興味や感情に行動が左右されやすい時期です。自己中心的で他人と一緒に行動することが苦手です。
そのため、みんなと一緒に遊んでいるようでも、それぞれが単独で動いています。
サッカーにおいても同じことが言えます。
この時期の子どもたちにとってサッカーは「遊び」の一つです。
「遊び」と言っても、先ほど述べたように自己中心的な遊びになります。
いわゆる、「仲間と協力してサッカーをする」という考え方はまだ難しいです。
コーチや大人に言われたらその通りしますが、本質的なものではありません。
つまり、サッカー遊びにおいては「自分とボール」の関係が全てで、みんな「ボールは自分のもの」です。とにかくボールを自分のものとして追いかけ続けます。
そのため「サッカー遊び」は、全員が「自分のボール」へと向かう、いわゆるボールに群がる『団子サッカー』になると言えます。
また、一つの物事への集中は長く続きません。自然な衝動によって「遊び」に対しても絶えず行動が変わります。
「遊び」が飽きてきたら、目的であったボールに関心が無くなり、団子サッカーに興味がなくなる子どもも出てくるでしょう。
そうすれば、ボールに関わらず(団子に入らず)外で立っている状態の子どもが出てきても不思議ではありません。
子どもたちにとってサッカーは「ゲーム」であり、「自己中心的な遊び」の延長としてとらえられます!
③サッカーをよく知らない
「団子サッカー」になってしまう三つ目の理由は、この時期の子どもたちは『サッカーをよく知らない』からです。
まだサッカー経験がない子どもたちにとっては、ボールを触ることがサッカー(遊び)だと思っています。
だから、大人がするサッカーとはまったく別のものとなり、一つのボールに群がった「団子サッカー」になってしまうのは当然の姿であると言えます。
しかし、子どもたちが「サッカーを知らない」のは、日本サッカーの歴史やあり方が影響を及ぼしているという見かたも考えられます。
ブラジル在住30年。ブラジル初の日本人女性『サッカージャーナリスト大野美夏さん』とのサッカー談義では次のような話を伺いました。
【日本ではブラジルのような『サッカーのシャワー』がこない】
ブラジルでは、子どもから大人まで街中サッカーであふれている。毎日、小さい子どもも交じってストリートサッカーをして遊んでいるのが普通。また、テレビをつけるとサッカー中継が。家族そろって熱く応援している地元チームのために、スタジアムまで駆けつけて応援することも日常茶飯事。
一方日本では、ブラジルに比べサッカーの歴史が浅く、サッカーがあふれていないのが現状。子どもたちにとって本物のサッカーに接する機会が少なすぎる。
要するに、ボールをつないでゴールを目指すことを分かっているブラジルの子どもたちにとっては、「団子サッカー」はあり得ないこと。
ブラジルサッカージャーナリスト大野美夏「サッカー談義より」
ブラジルと日本とでは、サッカーの歴史が違えは、風土・文化も異なります。そのためこのような相違は仕方ないことかもしれません。
しかし、日本の子どもたちが間接的にサッカーを知ることができない環境こそが、「団子サッカー」になってしまう要因の一つとも言えるでしょう。
日本では、「サッカーを知る」機会が少ないため、「サッカーをよく知らない」子どもがたくさんいて「団子サッカー」になってしまうとも考えられます!もっと「サッカー遊び」をしましょう!
指導者の対応
「団子サッカー」になってしまう四つ目の理由は、『指導者の対応』も考えられます。
あえて「団子サッカー」になるように意図してゲームをさせていることもあるかもしれませんが、何も意図せず子どもたちにボール一つを渡しゲームをさせると、自然と団子サッカーになってしまうのは、今までの説明にもあったように当たり前の結果です。
コートの大きさや人数など、何も意図せずただ子どもたちにゲームをさせている光景を見かけます。
それでいて指導者からは、「もっと広がれ~!」「ボールに集まらない!」なんて声が聞こえてきたりします。
これは指導者の対応が「団子サッカー」にしてしまっているとも言えるでしょう。
指導者の「意図や工夫」などがなければ「団子サッカー」になってしまいます!
「団子サッカー」おすすめ対応法!
「団子サッカー」には様々な声があり、心配・悩みも尽きません。
しかし、今まで説明してきた「団子サッカーになってしまう理由」から考えると、この時期の子どもたちにとって当たり前の姿で、そこから必然と大切な対応の仕方が見えてきます。
「団子サッカー」における対応は、「親」と「指導者」の2つに分けられます。
どちらの立場においても対応のベースは「子ども」です!
子どもたちの発育発達を第一に考え、長期的な目で見守りながら育成していくことが何より大切です。
わたし自身、指導者として親として「団子サッカー」に直面してきました。
どの立場でも根底にあるのは、『子どもがサッカーを楽しむこと!』『子どもがサッカー好きになること!』です。
決して大人がよかれと思い「先回り」してはいけません。
そのことを踏まえ、「団子サッカー」に対するおすすめの対応法を解説していきます。
ここでは「団子サッカー」における【親】のおすすめ対応法について詳しく解説します。
なお、指導者における「団子サッカーおすすめ対応法!」については、別の記事で作成予定です。指導者における『団子サッカーに対する見かたや対応』、『団子サッカー解消!おすすめ練習法』などを紹介します。
【親】のおすすめ対応法!
「団子サッカー」に対する親の心配や悩みはたくさんあります。
- もっとボールをうばいに行ってほしい…
- 団子が嫌いでボールを取りに行かず、ずっと外で待っている…
- ボールを触る時間がものすごく少ない…
- 団子に入るように声をかけた方がいいのか、子どもの考えを尊重した方がいいのか…
このように思う親の気持ちはわかります。わたしも息子のサッカーを見ていて思うことはありました。
しかし、親の思いを通して子どもにいろいろと言ってしまっては、子どもの成長はありません。
わたしが思う「親の子どもに対するおすすめ対応法」は、『子どもの考えを認め・尊重してあげる』ことです!
この時期の子どもたちは、子どもたちなりにいろいろと考えがあります。
- 好奇心にあふれていていろいろなことをやってみたい
- 自由にあそびたい
- 褒められたい
- 一緒に遊んでほしい
- 見てほしい
このような子どもたちの特徴を十分に理解し、その実態に合った対応をすることが必要です。
- 認めてあげましょう!
- 見守ってあげましょう!
- たくさん話を聞いてあげましょう!
- 一緒に遊んであげましょう!
もちろん親心として、我が子に「活躍してほしい」「うまくなってほしい」と思う気持ちがあるのは当然のことです。
だからこそ、この時期にサッカーを通して後々につながるさまざまな力を、身につけておくことが大切で必要なのです!
そのためには、親の思いや考えを子どもにすり合わせるのではなく、子どもの考えを認め尊重してあげることが大切です。
この時期にさまざまな力を身につけておけば、後々のサッカーに必ず役立ち、上達するきっかけにつながります。
日常の子育てと同じことが言えますね。
子どものことを思うがあまり、親が「先回り」をしてしまいます。それこそ反対に子どもの成長を妨げてしまいます。
子どもは自由に遊んでいるときこそたくさんの力を得られます。「遊び」は子どもたちのものです。そこに大人の価値観をを持ち込むことはやめましょう。
親は子どもの様子を見守り・認め・尊重してあげましょう!
そして、「サッカー遊び」を一緒にしてあげましょう!
我が家は、息子が3歳ぐらいのときから、とにかくボールを蹴って一緒に遊びました。ゲームをしました。
だから特に「サッカーの形」を教えなくても、遊びの中で「ボールを取る」「追いかける」「ボールを運ぶ」「ゴールを目指す」をしていました。
「楽しい」からいつも必死でしたね(笑)
このような「サッカー遊び」を通して、「ボールを運ぶ」「ボールを奪われない」「ボールを奪う」などの技術も自然と身につきました。
そのためにはこの時期には、次のようなサポートをしてあげましょう。
- 自分の気持ちや考えをもって行動すること!
- いろいろな経験をたくさん積み上げること!
- 何事にも好奇心をもち、自発性の基礎を育てること!
- 体を動かすことが好き!楽しい!と思い、全身的な基礎運動能力を養うこと!
親や大人がいろいろと子どもに言ってしまうと、上記の大切な「経験」ができません。とにかくこの時期の子どもたちには、これらの経験を積ませてあげましょう!
何度も言いますが、必ず後々に大きな力となって返ってきます。それを信じて親は「我慢」「見守る」ことが必要ですね。
「団子サッカー」に対して、親は子どもの様子や気持ちを
「見守り・認め・尊重してあげる」ことが大切です!
「団子サッカー」対応で危惧することは…
ここまで「団子サッカー」に対する、【親】としての見かたや心構え、おすすめの対応法を紹介してきましたが、次のような捉え方・対応をしてしまうと、今後の子どもたちのサッカーに影響を及ぼしてしまうケースがあります。
それは、親や指導者が「団子サッカーを強制的にやめさせる」ことです。つまり、『大人のサッカーを当てはめる』ことです。
「団子サッカーをやめさせ、大人のサッカーを子どもに当てはめる」ことで、危惧することが2つあります。
①「言われたことだけをしてしまう」子どもに…
「団子サッカー」の対応のうえで危惧することの一つ目は、『コーチに言われたことだけをする』子どもになってしまうことです。
「団子サッカーになってしまう理由」でも説明しましたが、この時期の子どもたちは、物事を客観視できず「自分中心」でとらえます。
日常生活の善悪の判断はできても、「チームプレーの善し悪し」までは分かりません。
だから、みんなで協力して試合をする、つまりパスをつないでサッカーをする必要性はあまり感じないのです。
また、頭の中にインプットできる容量が少ないため、多くのことを頭に詰め込むことができず、一つのことに集中します。
このような年齢的な実態で、いわゆる「大人のサッカー」を教え込むと、そのことだけを必死にしようとしてしまいます。
つまり…
「自分中心的な思考なので、パスをつないでサッカーをする必要性を理解できない」
「頭の中に多くのことを詰め込むことはできず、一つのことに集中する」
そうなると… ⇓
『コーチに言われたからやっているだけ』→子どもの【主体性】が育たない
低学年のうちからポジショニングやオフザボールの動き方を教わり、しっかりパスをつないでいるチームは見かけます。
団子にならず空いたスペースをうまく使い、見栄えがよく、試合に勝つこともできます。親も指導者も子どもたちのその姿をほほえましく思えることでしょう。
もちろんそれは決して悪いことではありませんが、そこに落とし穴が、危惧することがあることも頭の片隅にいれておいた方がいいでしょう。
試合中、「集まらない。空いているところを探そう!」「ここ空いてるだろう。もっと広く使え!」というようなコーチの声をよく耳にします。
当然子どもたちは、そのコーチの指示しか考えれません。「自分とボール」「ボールをゴールに入れる」といった純粋な自由な考えは消えてしまいます。
子どもにとって「遊び」が大好きな理由は、「遊び」には、大人にはめ込まれた型がなく、自分の欲・関心の中で「自由」にできるからなのです。
この子どもの「遊び」の中に、大人の声が入ると子どもにとって「自由」を奪われ楽しさ・魅力が一気になくなってしまいます。
こうした状況で育った子どもたちは、そのものの楽しさ、つまりサッカーの楽しさを失い、言われたことしかできない選手になってしまう恐れがあります。
実際に歴代のサッカー日本代表の外国人監督は、ほぼ口をそろえて『日本の選手たちは言うことを聞き過ぎる(言われたことは忠実にこなせるが、創造力に欠ける』という話を耳にしたことがあります。
子どものためを思って大人が「先回り」し、正しい型にはめ込むことで、子どもの主体性を奪ってしまいます。
この時期の子どもは、「さまざまな経験を通して、自分で考え、行動してみる」ことが大切です。この力こそが後の【主体性】につながります。
「団子サッカー」を強制的にやめさせ型にはめ込むと、「言われたことをするだけ」で、子どもの【主体性】は育ちません。
「ミスを追及され、積極性のない」子どもに…
「団子サッカー」の対応のうえで危惧することの二つ目は、『ミスが明らかになり自分の責任を追及され、積極性のない子どもになってしまう』ことです。
団子サッカーでは、一つのボールに複数のプレイヤーが密集するため、子どもたちは特に役割はなくフリーで動きます。そのため、ミスといったものはなく、プレーに関して子ども個人がコーチから怒られるといったことはありません。
しかし、団子にならないようにポジションを決めることで、子どもの動きは制限され、その位置での役割が与えられることになります。
そうすれば、プレーに関して子どものミスが明らかになり、親やコーチから個人的な指示や、時にはミスを追及されることが出てきます。
ミスを追及され続けた子どもは、やがて「自信」をなくし、また自分のところにボールがきてミスをしたらどうしようと思うようになります。
つまり、団子サッカーをなくしポジションを決めシステム化することで、
ミスが明確→ミスを親やコーチに追及される→「自信・自己肯定感がなくなる」→「積極性」が育たない
この時期の子どもたちは、たくさん「見てほしい」「認められたい」「誉められたい」と思っています。
それなのに反対に、ミスを追及されたり、怒られたりしていると、自分自身に自信をもてなくなり、またサッカーに対してストレス感じるようになり、興味・関心が失われていきます。
この時期の子どもの特徴
- 好奇心にあふれていていろいろなことをやってみたい
- 自由にあそびたい
- 誉められたい
- 一緒に遊んでほしい
- 見てほしい
これらを尊重したアプローチ・サポートをしていきたいですね!
「団子サッカー」を強制的にやめさせポジションを決めることで、子ども一人一人の役割が位置づけられ、ミスや責任を追及されるようになります。そうすることで子どもは「自信」をなくし、「積極的な姿勢」が育ちません。
指導者は、「団子サッカー」をやめさせポジションを決めてシステム化を図るのではなく、知恵を絞り工夫して、自然と団子サッカーにならないような仕組みをトレーニングの中で進めていければいいですね。
また作成予定の指導者における『団子サッカーに対する見かたや対応』、『団子サッカー解消!おすすめ練習法』の中で紹介したいと思います。
まとめ
「どうして団子サッカーになってしまうのかその4つの理由」と、「おすすめ対応法」を解説してきました。
「団子サッカーになってしまう主な4つの理由」は…
- 低学年の子どもの特徴
- 「遊び」の延長
- サッカーをよく知らない
- 指導者の対応
この時期の子どもの実態・特徴を大人がしっかり理解し、それに合った対応を進めていかなければいけません。
「おすすめの対応法」は…
- 認めてあげましょう!
- 見守ってあげましょう!
- たくさん話を聞いてあげましょう!
- 一緒に遊んであげましょう!
団子サッカーになってしまうことは必然的なことなのです。
そこでこの自然な形を、大人の欲で正しい型にはめ込む・誘導することは子どもの成長を妨げます。
そのためには、
- 親は「子どもの様子を見守り・認め・尊重してあげましょう!」
- 指導者は「知恵を絞り工夫して、自然と団子サッカーにならないような仕組みを作り上げていきましょう!」
子どもたちにとって「団子サッカー」=「遊び」です!
楽しくないと遊びではありません。
とにかく子どもたちが「サッカー楽しい!」「サッカー大好き!」と思えること。これが全てです!これがベースです!
そのために我々大人が、全力でサポートしていきましょう!
【すべては子どもたちのために】